TAOYA下呂の夕食と夜景露天風呂|足が立たない大事件とラウンジの奇跡【第5話】

TAOYA下呂の夕食ビュッフェと夜景露天風呂を楽しむ夫婦 旅

高山から下呂へ移動し、ようやくたどり着いたTAOYA下呂。

▶【第4話】下呂駅からTAOYA下呂へ

ラウンジでケーキとコーヒーをいただき、お兄さんが目の前で作ってくれたモンブランを旦那と半分こ。

部屋へ入ってカーテンを開けると、そこには以前訪れた時とほとんど変わらない景色が広がっていました。

思わず出た言葉は、

「ただいま~」

陣屋前朝市で買ったぶどう君は、ホテルの小さな冷蔵庫へ。

今夜の出番まで、しばらく冷えていてもらいましょう。

そして私はベッドへダイブ。

荷ほどきをしていたのは旦那ですww

※この記事は、高山・下呂1泊2日旅行記・全6話の第5話です。

夕食前、二人そろって少しだけ休憩

夕食は18時30分から。

それまで1時間半ほど時間があったので、二人ともベッドの上でスマホのアラームをセットしました。

テレビを流し見しながら、少しウトウト。

ところが、アラームが鳴る前に二人とも自然に目が覚めました。

「アラーム、まだかな?」

旅行先では、身体は疲れていても気持ちはどこか興奮しているのでしょうね。

眠ったような、眠っていないような。

それでも少し休めたおかげで、元気に夕食会場へ向かいました。

少量ずつのつもりが、種類が多すぎた夕食ビュッフェ

ビュッフェでは、最初から取りすぎないように注意。

のあにも「少量ずつ取った方がいい」と言われていたので、その教えを守ったつもりでした。

でもね。

一品一品は少量でも、種類が多ければ当然、山になりますww

TAOYA下呂の夕食ビュッフェで選んだ料理
少量ずつ取ったつもりの夕食ビュッフェ第一弾。中央には、楽しみにしていたお刺身の小鉢が二つ並んでいます。

最初に取ってきたのは、

  • 海老のビスク
  • 牛の煮込み
  • ローストビーフ
  • お刺身
  • 雲丹の茶碗蒸し
  • 酢の物
  • カルボナーラ
  • 鴨の朴葉焼き
  • 鮎の塩焼き
  • かつおのカルパッチョ
  • レモンスカッシュ

楽しみにしていたお刺身は、まぐろ、サーモン、はまち、甘エビなどが小鉢に入っていました。

以前来た時は、大皿のお刺身をお箸ですくって取るという、海なし県民には夢のような豪快さ。

今回は小鉢になっていましたが、何個取ってもいいなら同じこと。

第一弾の写真をよく見ると、真ん中にお刺身の小鉢が二つ、堂々と鎮座していますww

スタッフさんが、さるぼぼを持ってテーブルまで来て、

「お写真、撮りましょうか?」

と声をかけてくれました。

前回も同じように声をかけてもらったのですが、その頃の私は遠慮して、

「大丈夫です」

と断ってしまいました。

でも今回は、何にでも挑戦すると決めています。

せっかくなので、さるぼぼと一緒に撮ってもらいました。

TAOYA下呂の夕食会場でさるぼぼと記念撮影する夫婦
前回は遠慮して断ってしまった、さるぼぼとの記念撮影。今回は「何にでも挑戦しよう」と、スタッフさんに撮ってもらいました。※実際の写真をもとにアニメ化しています。

以前なら断っていたことを、今回は素直に楽しめた。

写真を見るたびに、そんな小さな変化も思い出せそうです。

第二弾のお刺身と、別腹のデザート

もちろん、第二弾もあります。

写真は撮り忘れましたが、お刺身をさらに二鉢。

そして、プリン、杏仁豆腐、フルーツなどのデザートもいただきました。

これだけ食べれば、お腹はもうパンパン。

冷蔵庫の中で待っているぶどう君のことなど、この時の私は完全に忘れていました。

ごめんね、ぶどう君。

チェックアウトの混雑を避けて、夕食後に精算

部屋へ戻る前に、受付横にあるセルフ精算機へ寄りました。

チェックインの時に、

「チェックアウト時は混雑する可能性があるため、お好きなタイミングでセルフ機にルームキーをかざしてお支払いください」

と案内されていたのです。

機械にルームキーをかざして、宿泊料金を精算。

翌朝はチェックアウトの手続きに時間を取られず、ルームキーを返すだけで帰れる状態になりました。

夕食後なら時間にも気持ちにも余裕があります。

翌朝の混雑を気にしなくて済むので、これは先に済ませておいて正解でした。

精算を終えた私たちは、そのまま部屋へ戻りました。

部屋で休んだあと、私の足が立たない!

窓の外には、下呂の町の明かりが広がっていました。

TAOYA下呂の客室から眺めた夜の下呂温泉街
TAOYA下呂の客室から眺めた、夜の下呂温泉街。

お風呂へ行く前に、もう一度アラームをセット。

今回は眠るというより、ベッドでゴロゴロしながらテレビを見て、2時間ほど身体を休めました。

そして、そろそろお風呂へ行こうと、ベッドから起き上がったその時です。

私の足が立たない!

旦那ではありません。

私です。

旦那も「足が疲れた」「ふくらはぎが痛い」と言っていましたが、私が痛かったのは太もも。

つったような痛みがあり、立とうとすると二度ほどカクンと力が抜けました。

仕方なく、四つん這いになってドアまで移動。

心配になる場面のはずなのに、なぜか私は笑っていました。

痛いし、びっくりもした。

でも同時に、

「これが旦那じゃなくてよかった」

という気持ちがありました。

大げさにして旦那を心配させたくなかったこともあります。

そして何より、なぜ自分が四つん這いで部屋を移動しているのかと思ったら、なんだかおかしくなってしまったのです。

旦那に支えてもらいながら歩き始めると、少し足を引きずるものの、ちゃんと歩けました。

それなら行くところは一つ。

ここは下呂温泉です。

白鷺が傷を癒やしたという伝説が残る温泉です。

足腰も、きっと楽になるはず。

この時の私は、温泉への期待だけは満タンでした。

※痛みが強い場合や続く場合は、無理に動かず休むことが大切です。今回は歩き始めると動けるようになったため、様子を見ながら移動しました。

夜と朝で場所が入れ替わる、男女の大浴場

TAOYA下呂の大浴場は、男性用と女性用で場所が大きく違っていました。

夜の男湯は、宿泊棟の地下2階。

女湯は、廊下でつながった別棟の地上2階。

しかも朝になると、男女が入れ替わります。

前回来た時とは違っていたので、最初は、

「どうしてこんなに離れているんだろう?」

と思いました。

エレベーターで旦那と別れ、私は女湯へ。

ほかにも利用している人はいましたが、夕食直後の混雑する時間を避けたおかげか、ごった返すほどではありませんでした。

遅い時間にして正解です。

露天風呂の扉を開けた瞬間、目の前に広がったもの

私は温泉や銭湯へ行くと、必ず露天風呂に入ります。

今回も露天風呂の扉を開け、外へ出ました。

その瞬間――。

視界いっぱいに、キラキラと輝く下呂の夜景が広がりました。

部屋から眺めた夜景とは、まったく違います。

TAOYA下呂は山の上に建つホテル。

さらに女湯は別棟の地上2階にあり、東側にある駅や温泉街の方向を見渡せました。

暗い山の中に、町の明かりが宝石のように浮かんでいます。

その景色を眺めながら、美人の湯にゆっくり浸かる。

夜はこちら側を女湯にしたのは、ご婦人方のためなのかしら。

そして朝になると、こちらが男湯になります。

東向きなら、朝風呂では山から昇る朝日が見えるのでしょう。

夜景は女性に。

日の出は、朝風呂を利用する人が多そうな男性に。

本当の理由は分かりませんが、そんなふうに考えると、この男女入れ替えにも意味があるように思えました。

15分コースを2回。足も腰もしっかりマッサージ

男女どちらの大浴場にも、外にはマッサージ機が二台ずつ置かれていました。

お風呂へ向かう前、旦那とは、

「空いていたらマッサージしてくるね」

と話していました。

時間は決めず、ルームキーもそれぞれ持っていたので、終わったら各自で部屋へ戻る予定です。

遅い時間だったおかげで、マッサージ機は空いていました。

そのあと待っている人も来なかったので、15分コースを2回。

足も腰も、しっかりほぐしてもらいました。

お風呂から出る頃には、ベッドから立てなかったことを忘れてしまうほど、足は普通に動いていました。

温泉のおかげなのか。

マッサージのおかげなのか。

少し歩いて身体がほぐれたからなのか。

正確なところは分かりません。

でも、このあと小さな奇跡が起きます。

時間も決めていないのに、エレベーターの扉の向こうに

部屋は8階でしたが、そのまま戻る前に、1階のラウンジへ寄ることにしました。

ドリンクバーで、旦那の分と私の分。

二人分の飲み物をもらって部屋へ帰ろう。

そう思いながらエレベーターの「1階」を押しました。

扉が開いた瞬間、目に入ったのは――。

ドリンクバーで、二人分の飲み物を準備している、まさしく我が旦那!

待ち合わせ時間は決めていません。

ドリンクを取りに行くという話もしていません。

それぞれ違う場所のお風呂へ行き、好きなだけマッサージをして、別々に動いていたはずです。

それなのに、エレベーターの扉が開いた、その目の前に旦那がいました。

旦那は後ろ姿でしたが、私はうれしくなって駆け寄りました。

……あ。

走れてる。

足、完全に治ってるねww

二人でラウンジに座り、しばらくお話をしました。

それから、もう一杯ずつジュースをもらって部屋へ。

旅先で起きた、ほんの小さな偶然。

でも私には、とても不思議でうれしい再会でした。

ごめんね、ぶどう君

部屋へ戻ったのは、すでに23時を過ぎていました。

ラウンジでモンブランを食べていた時、隅に夜食の鴨そば用と思われる寸胴が置いてありました。

その時点ですでに、

「お腹的に、夜食は無理だね」

と話していた私たち。

夕食でお腹いっぱい。

夜食にも間に合わない。

そして冷蔵庫の中には、今夜の出番をじっと待っていたぶどう君。

ごめん。

いろいろありすぎて、君のことを完全に忘れていました。

冷蔵庫の中で不安そうに出番を待つぶどう君
夜が更けても扉は開かず、少し不安になってきたぶどう君。この時の私は、完全に存在を忘れています。

結論から言うと、ぶどう君は翌日も食べられず、息子へのお土産になりましたww

冷蔵庫で待ち続けたぶどう君のお話は、短編スピンオフでどうぞ

旅の一日目、おやすみなさい

翌日のこともあるので、この夜は大人しく眠ることにしました。

特に見たいテレビ番組もなかったため、それぞれのベッドでヘッドフォンをつけ、スマートフォンでYouTubeを聞きながら自然に眠りへ。

朝早く家を出て、特急ひだに乗り、高山陣屋を歩き、ランチを食べ、列車で下呂へ移動。

謎の発掘現場にだまされ、ホテルではモンブランを食べ、夕食を満喫。

最後には私の足が立たなくなり、それでも温泉へ行き、時間を決めていない旦那とラウンジで再会しました。

長くて、濃くて、よく笑った一日。

こうして、高山・下呂旅行の一日目は終わりました。

そして翌朝。

まだ外が真っ暗なうちに目を覚ました私は、山から昇る朝日を撮ろうと、寒いベランダで粘ることになります。

旦那は、暖かいベッドの中です。

次回、私が寒さに耐えて撮った朝日に対する、旦那のひと言は――。

「ほぅ」

それだけかい!!

▶【第6話・最終話】6時45分の日の出と、本当の「ただいま」

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