コーヒーを飲んでいて、
「熱いから、もう少し冷まして飲もう」
と思うことはあります。
でも、冷ましている間に、味や香りを意識して比べたことはありませんでした。
今回は、AI社員のあの持ち込み企画で、同じ1杯を冷めるまで飲み比べてみることに。
使うのは、カップに乗せてお湯を注ぐ、いつものドリップバッグです。
特別な道具も、難しい知識もありません。
あるのは、コーヒーと私の舌と、「何か違うかな?」という好奇心。
まさみ出版・コーヒーラボ、開室です。
※この記事は、ドリップバッグのコーヒー1杯を、冷める過程で飲み比べた個人の体験記です。温度や経過時間は測定していません。味や香りの感じ方は、今回の私の感想です。
研究員まさみ、記録係のあ

最初に、のあから言われたのは、
「いつものコーヒーを、いつもの淹れ方で1杯で大丈夫」
ということ。
まずはミルクや砂糖を入れずに、香りや苦み、酸味、口に残る感じを確かめます。
……なんだか、急に研究っぽい。
とはいえ、専門用語を並べるような立派なものではありません。
「なんか、さっきと違う!」
それを、そのまま言葉にしてみようという小さな実験です。
淹れているところの写真も撮りました。

湯気で曇ったような写真まで撮れて、撮影もコーヒーもホヤホヤ。
準備はできました。
①淹れたては、香りからして苦そう
最初は、口にすると「あちっ!」となるくらいの熱さでした。
振り返れば、もう少し待ってから飲めばよかったです。
香りは強め。
嗅いだだけで、
「苦みが強そうだな」
と思うような香りでした。
ところが、口に入れた最初の印象は酸味。
そのあと、舌に苦みが残ります。
香りから想像した味と、口に入れた最初の味が、少し違う。
普段なら気にせず飲んでいたところですが、言葉にしようとすると、意外といろいろ感じているのですね。
のあに感想を伝えて、さて、もうひと口。
……と、ここで気づきました。
このまま飲んじゃいけないんだったww

正確には、飲んでもいいのです。
ただ、冷めたときに比べる分を残しておかなければなりません。
コーヒーラボ、最初の課題は「研究試料を飲み切らないこと」でした。
途中で、別の実験を始めそうになる
待っている間に、別のことが気になりました。
「ペットボトルのアイスコーヒーもあるよ」
でも、それは別の商品。
比べたら、温度以外の違いも入ってしまいます。
では、自然に冷ましたコーヒーと、熱いうちに氷を入れたコーヒーは?
それも面白そうですが、今度は氷が溶けて薄まる違いもあります。
なるほど。
今回は、同じ1杯が冷めると、自分にはどう感じられるのかを見るのでした。
気になることは次々に出てきますが、まずは目の前の1杯から。
研究員まさみ、早くも寄り道しかけています。
②飲みやすくなったのは、温度だけではなかった

少し待って、カップの縁に口をつけると、ちょうどよさそう。
でも、飲むとまだ熱い。
カップの縁と、中のコーヒーは同じではありませんでした。
もう少し待ちます。
そして、無理なく飲める温かさになった頃。
ひと口飲んで、ちょっと驚きました。
飲みやすくなったのは、温度だけではなかったのです。
さっきまで舌に残っていた苦みが、柔らかくなった感じ。
香りも、緩やかになりました。
私の言葉で言うなら、
「トゲがない感じ」
です。
コーヒーを足したわけでも、薄めたわけでもありません。
同じ1杯なのに、さっきより穏やかに感じます。
熱くなくなったから飲みやすい。
それだけだと思っていたので、この変化は意外でした。
③ぬるくなると、苦みより酸味が目立った

さらに時間を置きました。
冷たいわけではありません。
でも、もう「温かいコーヒー」というより「ぬるいコーヒー」です。
香りは、ほぼ感じなくなっていました。
カップに顔を近づけて、鼻で息をすると香る程度。

そして、味も変わって感じられました。
今度は、苦みより酸味が目立つ。
最初にも酸味は感じたのですが、そのあとには苦みが残っていました。
ぬるくなった頃は、酸味の方が前に出ている感じです。
同じコーヒーを飲んでいるはずなのに、不思議。
いつもなら、作業の合間に何となく飲んで終わっていたと思います。
今回は比べながら飲んだので、変化に気づくことができました。
同じ1杯、私にはこう感じられました
今回の感想を並べると、こうなりました。
| 飲んだ段階 | 香りの印象 | 味の印象 |
|---|---|---|
| 淹れたて・熱々 | 苦みが強そうだと感じる、強い香り | 最初に酸味を感じ、そのあと舌に苦みが残る |
| 飲みやすい温かさ | 緩やかで、トゲがない感じ | 苦みが柔らかく感じられ、飲みやすい |
| ぬるくなった頃 | 顔を近づけると香る程度 | 苦みより酸味が目立つ |
これは、今回の1杯を私が飲んだ記録です。
コーヒーが違えば、感じ方も違うかもしれません。
それでも、「熱い」「冷めた」だけで片づけていた1杯の中に、こんな違いがあったことは発見でした。
いちばん好きな温度は、飲む場面にもよる
のあに、
「どの頃が、いちばん好みだった?」
と聞かれました。
少し考えて出た答えは、
「場面にもよるかな」
でした。
寝起きや食後には、熱いコーヒーが好きです。
一方、午後のくつろぐ時間には、ゆっくり飲める温かいコーヒーがいい。
今回、苦みが柔らかく感じられた温度も好きでした。
でも、だからといって、これから全部その温度で飲みたいわけでもありません。
同じ私でも、いつ飲むか、どんな気分で飲むかで、欲しい1杯が違うのですね。
「冷めたコーヒーはおいしくない」って、こういうこと?
よく、
「冷めたコーヒーはおいしくない」
と言われます。
今回、ぬるくなったコーヒーを飲んで、
「ああ、こういうことなのかな」
と、初めて実感しました。
私には、温かいときに感じた香りや苦みのバランスが、ぬるくなると違って感じられたのです。
もちろん、冷めたときの味が好きな人もいると思います。
今回の私には、香りが弱くなり、酸味が目立つ変化が、少し好みから離れるように感じられました。
誰かが言っていた言葉を、自分の1杯で確かめてみた。
それだけですが、何となく納得できた瞬間でした。
いつものコーヒーを、ちょっと意識して飲んでみたら

コーヒーの専門家になったわけではありません。
温度計で測ったわけでも、何杯も条件をそろえて比べたわけでもありません。
それでも、
「香りからは苦そうだと思ったのに、最初に感じたのは酸味だった」
「飲みやすくなったのは、温度だけではなかった」
「ぬるくなると、私には酸味が目立って感じられた」
と、自分の言葉で話せることが増えました。
いつものドリップバッグ。
いつものカップ。
そこに少しだけ意識を向けると、知らなかった違いがありました。
まさみ出版・コーヒーラボ。
本日の研究は、これにて終了です。
研究試料を飲み切る前に、ちゃんと3回比べられましたww

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